【SINoALICE】衝動篇赤ずきんの書【一章】

【衝動篇】赤ずきんの書【一章】

今回はキャラクターストーリーを紹介します。
全章まとめてって思ってたけど、
思いのほか長文ですので、
一章ずつ気が向いたら・・・


コメントをまた文末に記載していますが、
勘違いなさらないで頂きたいのは、
あくまでわたしの感じた事を書いてますので、
考察とは一線を画す内容です。

■一章【赤ずきんの書】

一節【赤ずきんの書】

赤ずきんは知覚する。
の匂い。
暴力の音。
苦痛の叫び。

────これ、大好き

もっと血を。
もっと傷を。
もっと悲鳴を。
ちょうだいちょうだいちょうだい
ちょうだい

その為に作者の力が必要ならば、
蘇らせて────
また、殺そう


f:id:pepecitter:20170730224017j:plain:w90アンキ
『作者を蘇らせるニハ
 犠牲が必要なのデス!』
赤ずきん
『いっぱいころして
 いいのですか?』
f:id:pepecitter:20170730224017j:plain:w90ギシン
『ウン!好き放題ニ
 殺ッチャッテ?』
赤ずきん
『やったぁ!
 いっただきまーす!』

二節【赤ずきんの書】

やわらかなはらわたをケーキに。
あたたかい血を葡萄酒に。
さあ、お見舞いにでかけなきゃ。


三節【赤ずきんの書】

道草をしてはいけません。
早くいかないと、
おばあさんが退屈しちゃう。


四節【赤ずきんの書】

とちゅうでオオカミさんに出会ったら、
たのしくお話をする前に、
大きな石で頭をつぶします。


五節【赤ずきんの書】

おばあさんの家についたなら、
火を放ってやき殺します。


六節【赤ずきんの書】

こころやさしい猟師さん。
その鉄砲で、
お腹を撃たせてくださいな。


七節【赤ずきんの書】

おばあさんもオオカミさんも猟師さんも、
みんなみーんなだいすきだから、
ボクが殺してあげますね。


八節【赤ずきんの書】

みんなを殺してしまったら、
赤ずきんのお話は終わっちゃう。
そんなのいやだ。まだあそびたい。


九節【赤ずきんの書】

作者をよみがえらせたなら、
ずっとずぅっとあそべるかな?
ずっとずぅっと殺せるかな?


十節【赤ずきんの書】

あははっ!
痛い?痛い?痛い?
痛いですかぁ?
あははははっ!

でもだめ。たりない。
まだまだ遊んで?
次はだれ?

血で染め上げられた
真っ赤なフード。

灯りに惹かれるのように
ああ、また
新たな犠牲者が現れた。



f:id:pepecitter:20170730224017j:plain:w90アンキ
『ねえ。何ノ為ニ、
 何をコロしているノ?』
赤ずきん
『たのしいから、
 全部殺すのです!』
f:id:pepecitter:20170730224017j:plain:w90ギシン
『......偶ニハ作者の事も
 思い出してあげてネ?』

終節【赤ずきんの書】

迫るオークの頭をぐちゃり!
お腹を切って引き裂いて。
中にはいっぱい石を詰め込んで。
池にポチャンでハイ終了

楽しくて、楽しくて。
赤ずきんはずぅっと笑ってる。

もっとみんなに遊んでほしいと
赤ずきんは願ってる。

暴力
それは、赤ずきんを包む、
ビロードの狂気。




■コメント

暴力を司る赤ずきん(cv.今村彩夏さん)、
ボクっ子です。
赤ずきんちゃんの童話ってそもそも残酷な内容ですよね、そういえば・・・
と、ついつい思い返してしまう様なキャラクターです。

今村さんのここの台詞できゅんってしました⸜(๑⃙⃘'ᵕ'๑⃙⃘)⸝⋆*



ちなみにシノアリスで使用されているこのフォントは、
FontworksのパールLです。
▶︎https://fontworks.co.jp/fontsearch/item?PearlStd-L


この後、二章三章と続いていきますが、
読み進める程にポートレートが繊細に浮き彫りになっていくとかは一切ありません。
躊躇いも迷いも、
伏線もフラグも何もなくただただ暴力。
トップギアでスタートしてるので未だ解放されていない憎悪篇以降の進展が不安です。

あれ?
もう書く事なくね(´・ω・`)?


ほ...補足です。
シノアリスをやってない方がいらっしゃるかもしれませんので、
この作品に於ける設定を。

作中、『作者』という単語がちょいちょい出てきます。
作者を復活させる事で願いが叶うというのがシノアリスに於ける現在のストーリーと目的です。
その為には他のキャラクターを全て殺さなくてはならないのです。

赤ずきんの願いは遊び続ける事。
赤ずきんにとっての遊びは暴力。


暴力ってシンプルだなぁ…。
どの角度から見ても暴力は暴力。
本当はヘンゼルグレーテルのモノガタリを書きたいんだけどなぁ。

ダァムデストロォォイ