【SINoALICE】書架ト赤【ネタバレ】

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書架ト赤

邂逅イベント
2017/08/03 ~ 2017/08/31
ライブラリ世界に於ける、
キャラクターでもナイトメアでもない、
別の視点でのモノガタリ。

コメントをまた文末に記載していますが、
勘違いなさらないで頂きたいのは、
あくまでわたしの感じた事を書いてますので、
考察とは一線を画す内容です。
全てのモノガタリを抜く気はありませんが、
これはっと思ったシナリオを抜粋して紹介していきたいです。

今回はジョブストーリーと絡む感じなので、
そこは別途纏めたいと思います。




一節【書架ト赤】

私を迎えたのは永劫の闇
無限に広がる黒い世界。
遠い故郷へ思いを馳せる。
だが当然、帰れるはずもない。
丁度その時、手を差しのべる者が現れた

二節【書架ト赤】

ここはライブラリ。
無数の物語が浮かぶ不思議な空間。
世界に存在する全ての物語と登場人物が集まり、
複雑に絡み合う場所。

三節【書架ト赤】

ここはライブラリ。
見る者によってその形は変わり、
ある者の目には漆黒の闇に、
またある者の目には巨大な図書館に見える場所。

四節【書架ト赤】

私はこの歪な世界に訪れてから、
何度も何度も旅をした。
そして何度も同じ光景を目にした。

五節【書架ト赤】

この世界の物語たちは絶えず
複製を繰り返されている。
私の旅とはそれらを巡り、
新たなる可能性を探すものだ。

六節【書架ト赤】

ある一点から分岐し、無限に広がる物語。
そのどこかに救いはあるのだろうか?
登場人物たちの願いが叶う事はあるのだろうか?

七節【書架ト赤】

私のような存在と、
彼女たちに対する『彼ら』の扱いは明確な差がある。
私と彼女たちを隔てるものはなんだろう?
その疑問は、私を動かす原動力となっていた。

八節【書架ト赤】

聞かされた事を鵜呑みにすることはできる。
信用に足る者の言葉なら、そうしていただろう。
だが、そうでなかったのなら......
自らの手で解き明かすしかない。

九節【書架ト赤】

観測対象が迎える結末が同じなら
自らの行動を変えてみるしかない。
ついに私は直接的な介入を決意した。

十節【書架ト赤】

えぇ。また失敗シマシタ。
やはり、人型ナイトメアは使い物にならないですネ。
至急8人目の調査担当を要請シマス。
......次回は複数名ヲ。


コメント

書架=本棚=ライブラリ
=赤ずきん

赤については赤ずきんミンストレルのジョブストーリーで触れられてますが、
このタイトルに深い意味はなさそうデス。

また、今までの邂逅イベントとは異なり、
ナイトメア『調査員エッセ』が語っていない。
それでなのか今回語り手CVが居ないのがちょっと残念。

冒頭記載している通り、
この語り手は恐らくキャラクターでもナイトメアでもない人物で、
どちらかというとプレイヤー寄りの立ち位置だと見受けられます。
そう、ギシンとアンキがまさにそれで、
十節目の文章は別の人形の存在を想像しました。

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こういうのが活字の魅力デス(*´д`*)

十節より、『8人目の調査担当を』と記載があるが、
赤ずきんクレリックのジョブストーリーでは、
5人目の調査担当を要請しており、
そこから時間が経過している事がわかる。

他、クレリック系統のジョブストーリーは一貫して記述の仕方が似通っており、
観測的、考察的な内容となっている為、
同一の人物によるものと思われる。

これはクレリックに限らず、
他のジョブストーリーにも同様の傾向がある。

今回の7人目の調査担当に当たる、
調査員エッセ

人型は使えないって一蹴されてますが、
相変わらず可愛い。


今回とても謎なのは、
七節で示唆される『彼ら』の存在について。
作者の事を指している様にも取れるんですがこの七節の文章が読み解きづらい。
書架ト赤に於ける彼らは一節に現れる手を差しのべる者が最有力候補で、
シナリオ上作者の復活を目標としている以上、
作者は不在の筈なのでまた別の存在なのかなぁ...。

彼らの扱いは、
彼女たちで明確に違う。

ん...彼らはプレイヤー説(´・ω・`)?

また全然別件ですが、
六節より、ある一点から分岐し、無限に広がる物語。という台詞に対し、
六節のボスメアは赤ずきんの権化『暴力』が登場します。
四節にも登場してますけど、
キャラクターの存在の可能性についてここでも示唆されている様に感じます。

今回は存在に焦点を当ててみました。

エッセ(ラテン語:Esse)は、キリスト教のスコラ哲学における神学用語で、
神から事物に付与される「存在性」を意味する。 エッセ - Wikipedia