【SINoALICE】砂塵ノ想イ【ネタバレ】

砂塵ノ想イネタバレ

探索イベント
2017/07/26 - 2017/08/16

病に伏せる姉と、
姉を救う為、試練に臨む妹のモノガタリ。
コメントは末尾に

奇跡ヲ求メテ【砂塵ノ想イ】

『駄目な子で、ごめんなさい。』
『こんなを……叱ってくれますか?』

……日ごと衰弱していく大切な人。
叶うことならば、
あの日のようにを叱りつけて欲しい。

薄い眠りから覚めた時、
が居ない事に気付くはずだ。
心配をかけるかもしれない。
それが体に悪いことは知っている。

しかしこれが、
彼女を救う唯一の方法ならば、は進む。
たとえそれが、
険しい道のりと知ろうとも。

少女ノ決意【砂塵ノ想イ】

彼女を蝕む病は衰えない。
何度替えても冷めない布の温かさは、
不安という恐怖で私を包み込んだ。

だからは縋った。
医師から聞いた眉唾物の伝承に。
例えそれが偽りであろうと、
手を伸ばした。

『もう、助けられるだけじゃ嫌なんだ。』
試練を成し遂げれば、
彼女はを認めてくれるはず。
もう、のために無理をしないはず……。

激しい砂嵐に目をしかめつつも、
は目の前を見据えていた。

アンキ
『ようやく見つけマシタ。』
『彼女がナビゲーターです。』

ギシン
『コノ女はきっと役に立つので
 利用してやるデス。』

偽リノ契約【砂塵ノ想イ】

怪しげな人形が手を差し伸べてきた。
普段ならば、逃げ出すだろう
異質な光景。だが、は手をとった。

姉を救う可能性が少しでも高まるならば、
悪魔とも契約を結ぶ。
そんな意識が働いた。

『ねぇ。を手伝ってくれる?』
は読めるんです。
 この石に書かれた文字が。』
『きっと役に立ちますよ。』

そんな言葉が口をついた。
そして結ばれた、ひとときの協定。
固く手を繋ごうとも、協力者の瞳は
『信用するな』と物語っていた。

青ノ試練【砂塵ノ想イ】

『待ってください。
 石に何か書いてある。』

は自らの有用性を示すため、
石碑に刻まれた文字を読み上げた。

『この場所では以下の行為を推奨す。』
色合わせの試練
人形たちが、カタカタと音を立てる。
前へ進め。と囃し立てる。

それはとても奇妙で、気持ちの悪い光景。
だが、『この試練を乗り越えたら、
 お姉ちゃんはを認めてくれる。』
『もう助けてもらってばかりじゃ
 だめなんだ。』

そんな気持ちがを突き動かした。

魔封ノ試練【砂塵ノ想イ】

『試練のを突破せし者よ。』
『次なるに身を委ねよ。』
黒い石に、無機質な文字が刻まれる。

そして訪れた暫しの休息。
協力者はに、試練に挑む理由を尋ねた。

期待される答えと
異なることを知りながら、
純粋な思いを吐き出した。

『そんな難しい理由はないんです。』
『好きな人に生きていてほしい。
 そこに特別な理由なんてないんです。』

物封ノ試練【砂塵ノ想イ】

試練に挑む理由を聞く、
協力者の疑問が脳裏にこだまする。
が出した答え。
本音はそんなに生やさしいものではない。

を取り巻く決意には悲壮な理由があった。
、知ってるんだ。』
が寝た後、激痛に耐えながら
 声もない叫びをあげていることを。』

気丈に振る舞う姉の努力を無駄にしないため、
は毎朝、笑顔を作った。
もう、起き上がる事すら
激痛が走るはずなのになにくわぬ顔で
朝食を作る姉の姿が心に突き刺さった。

もう。頼りない自分のせいで
無理はさせたくない。
そう思ったから、はこの試練に
挑むことにした。
奇跡を起こすという、羽を求めた。

赤ノ試練【砂塵ノ想イ】

試練はの体を否応なしに消耗させる。
戦い慣れているはずの協力者の息も
上がっている。

疲労するの体調はお構いなしに、
次の試練を刻む石碑。
それを読み上げるとは息も絶え絶えに
目を閉じた……

きっと全て嘘なんだ。
あんなに強いお姉ちゃんが
こんな病気なんかに負けるはずがない。

疲労に脳は暗く、重たくなる。
無意識に、思いは馳せる。
二人出会った始まりの日へと……。

アンキ
『眠ってマスネ。』

ギシン
『まぁ。イイです。
 この世界のルールは理解出来マシタ。』

アンキ
『ジャンジャン。
 進みまショウ。』


人間人間人間人間人間人間人間人間人間
人間人間人間人間人間人間人間人間人間

目の前には、隙間なく詰め込まれた
精気のない人間たち。
がいる狭い世界は死臭が立ち込め、
息をする事すらままならなかった。

誰もが言葉を発しない。
誰もが己の人生を諦めていた。

……この砂塵で塗れた世界に来る以前。
は奴隷船に押し込められていた。
断続的に押し寄せる揺れと、
暴力が支配する世界が
のいた場所であった。

緑ノ試練【砂塵ノ想イ】

─────────回想─────────
気がついたら、この世界に来ていた。
もしかしたら、
ここは死後の世界なのかもしれない。
は確かに、
あの世界では死んだはずだった。

だが、気づけば私は醜い姿になり、
見知らぬ場所に来ていた。
そんなを出迎えたのは
暗き闇を纏った獣。

荒々しく出迎えるその姿に、
『あぁ。結局この世界も
を拒むんだね……』

生きる事を諦めたその瞬間。
『諦めるなっ!』
怒声が響いた……

その人は脅威を払うとを抱きしめた。
──────────────────────

試練ノ果テニ【砂塵ノ想イ】

遂に最後の試練も成し遂げた。
だが、もうの体は……
『アァ。せっかく試練を乗り越えたノニ』
『血がドバドバ、吹き出しているヨ』
『もう、死ンジャウネ』
人形たちがあざ笑う。

そんなことは、どうでもいい……
『早く。行かなくちゃ。こ…れがあれば
お姉ちゃんも元気になる。』

これを見たらお姉ちゃんはどんな顔を
するのだろうか?危ないことをして。
と叱るのだろうか?よくやった、と
初めて褒めてくれるのだろうか?

高鳴る鼓動と反比例して、意識は遠のく。
『早く、行かなくては。
 これを届けるために……』

そんな満身創痍な私の前に、あの日と
同じように狼が立ちはだかった……。

砂塵ノ姉妹【砂塵ノ想イ】

襲いかかる獰猛な刃。
閉じる瞳。
温かな血飛沫が降り注ぐ。

その瞬間。嫌がおうにも、
あの日が思い返された。

『探した…ぞ、こんな遠く、まで……』
『……まっ……たく、心配をかけるな。』

瞼を開けると、そこにいたのは
大好きな人だった。
『お…姉ちゃん…どう
 ……してこ、こに……?』

『お前、はまったく……』
お姉ちゃんは、が握りしめる物を
見ると頭を優しく撫で膝をついた。

『……私なん……かを姉……に、
 してくれて、ありが……とう……』
『…私はもういなくなるけど、
 もう一人でも…大丈夫だ……』

『まって!この、羽さえあれば……』
口に出そうとするが、もう唇に力はない。

あぁ。もきっと長くはない。
最後に、一言、話す事が出来るのならば、
……この言葉がいい。

想いが重なる。
『……来世は、双子がいいね』

どちらともなくそう呟くと、
姉を包む光の輝きは一層激しくなる。
『よかった。思ってたこと。
 いっしょだね。』

愛する人を思う涙は砂に消え、
抱きとめた、最愛の人が冷たくなる事を
感じながら私達は重たくなった瞼を、
そっと閉じた……。


黒石の杖【ウェポンストーリー】

わたし知っているよ。
お姉ちゃんはこんな病気に負けないって。

わたし知っているよ。
わたしがお姉ちゃんの迷惑になっていること。

わたし頑張るよ。
また、お姉ちゃんと遊ぶために。

わたしお姉ちゃんに沢山助けてもらった。
だから、今度はわたしがお姉ちゃんを助ける番だね。
大好きだよ。お姉ちゃん。

黒石の大鎌【ウェポンストーリー】

打ち明けてしまえば楽なのに。
『一緒にいて欲しい。』そう願えば、叶うのに。
共に過ごした時間がつくりあげた、
姉という立場がそれを阻んだ。

私に残された時間は少ない。
自分の体のことだ。それくらいはわかる。
限られた時間を幸福にするため、
私は何気ないひと時を大切にした。

だが、彼女は違った。
無理だと知りつつも、私を癒す希望を捨てなかった。
私を思っての行動だと、わかっている。
だが無駄なことは辞めて、傍に居て欲しい。

今日も彼女は、病を癒す方法を探し続けている。
部屋を覗くと、読みかけの本が置き去りにされていた。
『まったく、心配ばかりかけて……』
彼女が何を考えどこに向かったのかを悟った私は
悲鳴をあげる体に鞭をうち、砂漠へ向かった。

黒石の大剣【ウェポンストーリー】

その男には言葉が通じなかった。
しかしいつの間にか、この集落に溶け込んでいた。
私たちは、変わった男だと思っていたが、
彼には不思議と人を惹きつける魅力があった。

この村には自由が溢れていた。
だが、幸福な者は少なかった。
一方彼は、よく幸せそうに笑っていた。
厳しい規約を己に課し、暮らしていたにも関わらず。

次第に彼は、この村の言語を理解するようになっていった。
言葉を交わせるようになると私たちは、
彼に幸福の秘訣を尋ねるようになった。
彼は『初めから自由だと、その有り難みに気づかない。
だからまずは不自由を知るべきだ。』と彼は説いた。

そして私たちは様々なをつくり、たまにを破った。
不思議なことに、を破るときはいつも
他者の幸せを願う故のおこないだった。
いつしか、この村には彼の元いた国と同様に
沢山のと、沢山の幸せが溢れるようになっていた。

コメント

今回のモノガタリはモヤモヤしたー。
一見すると姉も妹も共に死んだ話で、
何かしっくりこない。
物足りないというか、
印象が180度変わるような仕掛けがないのかなって、
ウェポンストーリーにそういったモノががあるのかと思ったけど、
厚みを増すのみに留まり、
モノガタリの本質は変わらないのかなというところ。

気になることはあるよ。

この砂漠のノインは姉と妹どちらなのか。

平々凡々に考えて妹のモノガタリなので妹だと思うけど、
挿絵を見る限りどちらも容姿が似通っていて、
仮面の有無はあるにせよ、
どうせ進化したら外れるものだし、
どちらとも取れる印象。

あわせて、
妹の一人称がモノガタリ中なのに対して、
モノガタリの前日譚に当たる杖のウェポンストーリー内ではわたしとなっている点。

姉はで、
これは暗に妹の成長と捉える事も出来るし、
姉と重なる、
つまりノインは妹であり姉である、
二人で一つのモノガタリという解釈がまとまってるのかなーって感じます。

あとは補足ですが、
医師の語る眉唾物の伝承というのが、
黒石の大剣ウェポンストーリーで語られている内容なんじゃないかなと思います。
これ全然関係ない話じゃねーのかと思ったけど、
掟と幸福のこの幸せという漠然とした言葉が、
時を経て伝承となり、
妹の縋る希望へとなったのでしょう。
しかし、その幸せは生き方、
幸福論だったという、
このモノガタリの皮肉はここですね。

その羽は防具を進化させる為にry
と邪な事を思ったけど、
この羽はこいつ、

全く触れられない火の鳥由来の羽だったとして、
最後、願いは叶ったのかなと希望を添えます。


作中語られる石の文字は、
背景で確認できます。

この天使文字は解読されていますが、
これは意味のある言葉なのかちょっとわかりません。

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